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色のはなし

母とオレンジ色

母は少し色黒で サバサバした性格のせいか

 

花柄より ストライプや幾何学模様

 

そして 青系の色を好んだ

 

「オレンジ色は野暮ったくみえるから・・」

 

と言ってオレンジ色の服は一着も持っていなかった

 

パーソナルカラーを学んだ身としては 母の選択はあながち間違っていなかった と思う

 

彼女はブルーベースのBB クリアタイプ 彩度の高いブルー系は似合ったはずだから

 

洋裁が好きだった母は 小学生くらいまでよく私たちにワンピースを縫ってくれた

 

私には 水色のギンガムチェックや淡い黄色

 

妹には深いグリーンや濃紺の生地が多かった

 

そしてやっぱり 娘たちにも オレンジ色の服は作らなかった

 

 

私がオレンジ色の服を着だしたのは 多分20代の中頃からだと思う

 

何となく 小さい頃のすりこみのせいか 似合わないと勝手に思っていたオレンジ色が

 

ピンクより似合う事に気づいたからだ

 

イエローベースの私は 赤みといっても黄色を少し混色したサーモンピンクや柔らかいオレンジと肌馴染みがいい

 

誰しも経験したこと事があると思うが 小さい子供にとって親の言葉は呪文のような効力がある

 

母が「オレンジは野暮ったい色」といえば オレンジ色=似合わない色と信じてしまったのだろう

 

でも母と娘の関係性は お互い年を重ねる事で変わってゆく

 

オレンジ色を着だしたあたりで 私と母の関係も少しづつ変化していったのかもしれない

 

80才を過ぎた母は 前より鮮やかな赤や紫を着るようになり 濃紺はあまり出番がない

 

そして未だに オレンジ色の服は一着も持っていない

 

 

 

 

 

 

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